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くすりのQ&A

薬について分かり易くQ&Aでご説明します。今日からあなたも薬博士。小さな疑問や間違った知識もこちらで解決しましょう!

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くすりのQ&A


■Q-1:薬の使用回数

「痛いときにいれなさい。」と、痛み止めの座薬をもらいましたが、一日に何回も使ってよいのですか。

からだの中に入った薬の効果は、すぐなくなるわけではなく、しばらく続きます。その持続時間は薬により異なりますので使用回数も変わってきます。

薬の効果が十分あるうちに、薬を再び使いますと、作用が強く現れ、副作用につながることもあります。病院や薬局で薬をもらうときには、薬の使い方について十分説明を受けましょう。そして、説明を受けた内容を薬袋等にメモしておくとよいでしょう。

■Q-2:副作用が心配です

3ヶ月まえから3種類の薬をもらっていますが、副作用が心配で、なるべくのまないようにしています。このようなのみ方でよいでしょうか。

医師は診察し、治療・予防のため薬を処方するわけですから、自分の判断で薬をのんだり止めたりするのはよくありません。医師の指示をよく守り、薬を使用し、もし、今までと違った症状が現れたときは、医師に相談しましょう。

■Q-3:違う降圧剤

A医で血圧の薬を処方されていましたが、B医に変わったところ、違う血圧の薬を処方してくれました。どうしてでしょうか。

血圧の薬はいろいろあり、成分が同じでも、色や形が違うものもあります。病院を変える時は、必ず今まで服用していた薬を持参して、医師に見せ、説明をよくうけましょう。

■Q-4:薬の副作用の可能性

眼圧が高いため、医師から内服薬を処方されました。服用一時間後に手の指先に軽いしびれを感じ、これが毎服用後現れ、約一時間続きます。薬の副作用でしょうか。

眼圧を下げる効果のある薬には、しびれなどが現れる場合があります。御質問の内容は、薬の副作用とも考えられますので、なるべく早く医師に相談しましょう。

■Q-5:開封した軟膏

開封した大衆薬の軟膏は、どのくらいの期間保存しておけますか。

開封後6~12か月が目安です。外観上変化の見られるもの(油のにじみ、変色など)は、使用しないでください。開封した日を外箱等に記入しておきましょう。

【薬の保管方法】
  • 小児の手のとどかない所に保管すること。
  • 直射日光をさけ、なるべく湿気の少ない涼しい所に保管すること。

■Q-6:ドリンク剤は医薬品

医薬品と書いてあるドリンク剤を毎日1本、この2年間のんでいます。のまないとボーとしてしまいます。1本にはカフェインが数10mg含まれているので、カフェイン中毒になったのではないかと心配です。

ドリンク剤を毎日1本のんでも、カフェイン中毒になるとは考えられません。ドリンク剤は、用法・用量等に注意してのみましょう。

■Q-7:きちんとした服薬

総コレステロール値が高いため、きちんと服薬し、食事にも気を使ってきました。その結果、正常値になったのですが、薬を止めてもよいでしょうか。(医師はまだのんだ方がよいといわれるが、長くなると副作用が心配になります。)

服薬の効果が大きく現れてきた大切なときです。今は、副作用については心配せず、医師の指示どおり服薬を続けてください。何か不都合が生じたときには、医師に相談しましょう。

■Q-8:自分で判断せずに

3ヶ月前、「めまい」が起こり、それ以来薬をのんでいます。めまいもとれたので、自分の判断で薬を減らしてのんでいますが、これでよいでしょうか。(副作用もあると思うので少なくしたい。)

自分の判断で薬を減らすことはやめましょう。めまいの発作は繰り返すことがありますので、急性期を脱しても服薬など治療は長く続けることもあります。医師の指示に従ってください。

■Q-9:高血圧と薬

血圧が高いといわれ薬をもらいました。自覚症状もなくおもいがけないことでびっくりしています。主人も、「そんな薬はのみ始めたら、一生のむことになる」といいます。

  1. のんだ方がよいですか。
  2. 一生のむことになるのでしょうか。
  1. 高血圧をそのままにしておくと、合併症(心筋梗塞・脳出血など)を引き起こすことがあります。予防するためにも、血圧を正常のレベルに下げておくことが大切です。医師から薬をもらったときには、指示どおりにのみましょう。
  2. 血圧の薬は一生のまなけれがならないと決まっているわけではありません。医師は血圧が下がってきたら、薬を減らしてゆきますし、さらに薬を止めて様子をみることもあります。常に血圧をコントロールすることが必要です。

■Q-10:左胸の痛み

昨日から、左胸のあたりが少し痛み、今も続いています。2年前にもらったニトログリセリン錠がありますが、のんでもよいでしょうか。

昨日からの痛みが何による痛みか、きちんと調べていただくことが先決かと思われます。すぐ医師の診察を受けてください。

■Q-11:複数科の受診には注意を

体のあちこちが悪く、服薬も大変です。内科、皮膚科、眼科にかかっています。各科のすべての薬をのまないといけないでしょうか。

各科の医師にはのんでいる全ての薬を必ず見せましょう。その上で、医師の指示どおり、薬をのんでください。

■Q-12:うがい薬の誤飲

70歳の母が、胃薬と間違えて、青っぽい“うがい薬”1包をのんでしまいました。大丈夫でしょうか。

青っぽい“うがい薬”(アズレン)は、1包のんでも、心配ないと思われます。薬によっては、危険なこともありますので、必ず、医師又は薬剤師に相談しましょう。

■Q-13:検査は納得して

「今度、アイソトープを用いて検査をする。」と病院の医師にいわれました。放射線とか放射能は怖いものと思っていましたが、アイソトープはからだに害はないのでしょうか。

検査に使うラジオアイソトープは、体内に入っても害の少ないものを用いますし、医師も慎重に対応されますので心配ありません。検査を受けるときは、目的、方法等について説明を受け、納得して受けてください。

■Q-14:バランスのとれた食生活を

脂肪は動物性よりも植物性のもの、特にリノール酸が体によいと聞いたので、今までリノール酸含有の植物油を使ってきました。脂肪の上手な摂り方は、どのようにしたらよいのでしょうか。

従来、植物性脂肪のリノール酸だけが注目されすぎた傾向がありました。大切なことは、ある特定の脂肪にばかり偏らないで、動物性脂肪、植物性脂肪、魚油の3つを、バランスよく、ほどよく摂ることです。成人病の予防には、脂肪の総摂取量を少なくし、動物性脂肪よりも植物性脂肪(魚油を含む)を多く摂ることがよいとされています。

■Q-15:2ヶ月前の薬の副作用

9月末、膀胱(ぼうこう)炎で腰痛、頻尿等になり、2日間薬をのんだところ、逆に尿の出(回数)が悪くなったので、自分の判断で薬を中止しました。その時はそれで治ったのですが、11月頃からまた、尿が出にくくなり、腰痛も起こっています。9月にのんだ薬の影響ではないかと心配です。

2ヶ月前にのんだ薬の影響が、今ごろでてくるということは考えられません。早いうちに、医師に診ていただいてください。服薬中に心配なことが生じたときには、ご自分の判断で、薬を止めたりせず、医師に相談しましょう。

■Q-16:薬をのんでいる時の気になる症状

めまいで薬をもらっています。めまいはしなくなりましたが、起きているとフラフラします。薬のせいでしょうか。

今現れているフラつきが、薬の副作用によるものか、病気の症状なのかを、医師に診てもらいましょう。

■Q-17:錠剤、カプセル剤ののみ方

発熱したので、医師に診てもらいました。風邪薬を4種類(錠剤、カプセル剤)もらい、湯飲み半分位の水でのんだところ、どれかが喉にひっかかるので、気になっています。

薬をのむ水の量が少ないのかもしれません。水なしで、あるいはほんのわずかの水で薬をのむと、薬が食道を通過するとき、粘膜を荒らして、食道炎をおこすことがあります。特に、カプセルは、食道にはりつき易く、そのまま溶けて、そこで潰瘍をおこしてしまうこともあります。薬は、コップ1杯以上の水かぬるま湯でのんでください。錠剤は上向きで、カプセルは下向きでのむと比較的のみやすくなります。

■Q-18:薬とアルコール

私は、血圧の薬を朝夕、のんでいますが、服薬後、何時間たったらお酒を飲んでもよいでしょうか。

血圧の薬に限らず、服薬中には、お酒を飲まないことが原則とされております。お酒と薬を一緒にのむと、肝臓に大きな負担をかけることになりますし、アルコールと薬の相互作用で薬の効きめが強く現れ、危険な状態を引き起こすこともあります。お酒と薬とをどう折り合いを付けていくかですが、これは主治医によく相談してください。

■Q-19:術後のケアは大切

2年前、胆のうを摘出し、半年前に「肝臓が肥大している」とのことで、服薬するようになりました。しかし、薬をのむと胃がむかむかするので、半月前からのむのを止めてしまいましたが、よいでしょうか。

肝臓に作用して胆汁の分泌を促し、肝臓の機能を活発にする薬の中には、まれに胃部不快感が現れるものもあります。術後のケアは大事ですから、医師の指示に従って服薬は続けてください。胃部不快感については、主治医によくお話ししましょう。

■Q-20:糖尿病と薬

糖尿病の薬をもらっています。先日、朝食前の散歩の途中で低血糖の状態に陥り、びっくりしました。その後にも、同じようなことがありましたが、どうしたらよいでしょうか。

糖尿病の薬は、血糖を下げる作用がありますので、二度も低血糖状態に陥ったことなど、主治医にお話してください。そして、主治医の指示を厳守し、日常生活の自己管理を続けるようにしてください。なお、朝食前の最もお腹のすいている時間帯の散歩は、低血糖の危険性もあり、避けた方がよいと思います。散歩の時には砂糖やキャンデーを持参しましょう。また、意識を失ったときのために、自分が経口糖尿病薬をのんでいる患者であることや、かかりつけの医療機関名や自宅の連絡先を書いた札を、身につけておきましょう。

■Q-21:前にもらった風邪薬

今日は少し風邪気味なので、前にもらった風邪薬をのんでみようかと思うのですが、よいでしょうか。

前にもらった風邪薬をのむのは、やめましょう。医師の出す薬は、診察した時のあなたの症状にあったものが、あなただけに処方されています。病気が治ったあとは、あまった薬は思いきって捨てて、人に分けてあげたり、とっておくことはやめましょう。自分の体の状態を常に把握するとともに、軽い風邪の場合は、睡眠、栄養を十分にとり、安静にすることが大事です。

■Q-22:胃下垂

医者に「胃下垂」といわれましたが、薬は出ませんでした。どうしてなのでしょうか。

胃下垂とは、病名ではなく胃が長く下がっている状態につけられた名前です。薬をのむ必要がないとの、医師の判断と思われます。

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